沖縄地料理 風月楼 恩納本店 | 昇る太陽(アガイティーダ)
風月楼美術館絵巻一覧昇る太陽(アガイティーダ)

昇る太陽(アガイティーダ) 一四七七年 尚真王の即位

昇る太陽

昇る太陽(アガイティーダ) 一四七七年 尚真王の即位
第二尚氏三代 尚真王の時代は黄金時代と呼ばれ、琉球史上もっとも優れた王だと言われています。
その尚真王が誕生するに至った「ある事件」の一場面を描いた絵です。

尚真王の前、二代目の尚宣威という王は尚真の叔父でした。
その尚宣威王は即位後わずか半年で、神の代弁者である神女(ノロ)たちから否定され失脚してしまいます。
神が尚宣威王を認めなかったために、王位はわずか十三歳の少年・尚真に引き継がれたのですが、実は神女たちを束ねていた尚真の母・宇喜也嘉(おぎやか)の手引きによる国王交代劇だったといわれています。

烈女・宇喜也嘉の「暗躍」によって即位した尚真王ですが、彼こそが琉球王国の基礎をつくり、かつてない繁栄を実現する名君になるのです。
歴史の転換点に起きた象徴的な事件を、琉球の正史「中山世鑑(ちゅざんせいかん)」の記述を下敷きに再現しました。

若干十三歳で即位した若き尚真王と、四一〇年間続く第二尚氏王朝の幕開けの華々しさを、朝日(アガイティーダ)のイメージに重ねて表現しました。

拡大図・解説
  • 昇る太陽
  • 昇る太陽
ページトップヘ